不毛な政界再編の動き

馬鹿な国会議員は再度国民を騙せると思っているのか最近は選挙に向けた政界再編の動きが活発だ。勿論、再編が活発化した背景には勝ち馬がとなれる橋下大阪市長の維新の会に便乗しようとする政治屋どもの動きだ。国家を食い物にする国会議員は思想信条もなく選挙に勝つ為だけの野合集団であるが、その典型的な政党は民主党だ。先頃、民主党の仙石議員が小沢一郎の主張する政権をとる為の数の論理で自由党と民主党が合併してから可笑しくなったと述べたことをwebニュースで見たが、今更乍に今の国会議員がそのレベルであることに驚いた。小沢一郎は最初から思想信条など持った議員ではない。単なる権力の味を覚えた封建領主の考えの持ち主だ。尤も、社会経験の皆無なのをカバーする為に法律を前提とした政治論で武装しているが、所詮は官僚の域を出ない机上の論理の政治家だ。国民を無視した政争だけの政治が続いているが、原因は政界再編に常に小沢一郎が関係していたことが原因だ。旧自民党時代の田中角栄と竹下登、更に金丸信の配下で数の論理とダーティな政治資金を学んだ小沢一郎と言う遺物の政治家をマスコミが政界再編の寵児の様に扱ったことが最大の失敗だ。本人は知らないだろうが、小沢一郎の政界再編は米国が意図した日本の安定した政治を壊す役割を持ち、更に小沢一郎の政治主導と言う言葉は同様に日本の優秀な官僚機構を壊すことに貢献したのである。20年間を振り返ると、小沢一郎は日本を壊した政治家の筆頭に上げられる。正に、米国に旨く使われてきた政治家だが、役割を終えて米国に捨てられたので、今度は中国に歩みよるなど節操のない政治屋だ。今回の再編の動きは国民の為でなく全て私欲から出ているので、この様な不毛な政界再編に対して国民は鉄槌を食わす必要がある。東日本大震災からの復興と福島原発事故に対して無力どころか国民に犠牲を強いた民主党の議員などは言語道断だ。石原都知事も晩節を汚す様な息子可愛さに政界再編に加わろうとしている。橋下大阪市長の真価は政界再編の動きの中で問われることになると思われる。小沢一郎の様に数の論理で国会議員立候補者を集めたり、既成政党の私欲の為だけの国会議員を糾合したりするなら、橋下大阪市長に期待することは出来ない。本来、政党とは同じ政治心情を持ち、国家のあるべき姿を共有する人達の集まりの筈だ。現職の国会議員が今の政治は昔の様に政治思想の対立軸がなくなり、政党の拠るべき価値観の判断が難しくなったとふざけた事をほざいているが、政治とは政治思想以前の国民の生活を守ることである。年間に3万人も自殺している国家なのに政党の拠るべき価値観の判断が難しくなったなどの暴言を聞くことは出来ない。一縷の光明を指した橋下大阪市長の維新の会が既成政党の汚濁に塗れ、私利私欲の国会議員連中と野合することを断じて避けて欲しいと願うばかりだ。中身が変わらないのに外見だけ変えた政界再編など御免蒙りたい。
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