塙美里ミュージックサロン

 サクソフォン奏者の塙美里さんは私の高校の後輩だ。来る7月6日(土)に渋谷のアクタス ノナカ・アンナホールにて「パリの屋根裏部屋」と称する演奏会を開く案内が送られてきた。13時30分開場で、14時00分に開演だ。料金は3000円とリーズナブルで、然も紅茶、フランス菓子付を謳っている。

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昨年の東京の同窓会でフランスの留学を終えて帰国した塙さんの短い演奏会があり、その時に名刺を差し上げた。その縁で演奏会のご案内を貰ったのだが、私にとっては別な意味で感慨深いものがある。私の高校は私の時代には男子校であり、それでも女子は居たのだが数的には2%にも満たなかった。聞けば母親も同窓という事なので、その時点でも女子は少なかったと思われた。卒業25周年の母校の行事に参加したのだが、その時には既に男女共学の学校に変わっており、女子の比率は全体の40%を超えていた記憶がある。母校は今年で創立113年を迎え、卒業生は3万名を超えているのだが、女子の卒業生は15%位の比率と推測できる。女子が活躍する時代なので母校が名実ともに男女共学に

のなったのは嬉しい限りだ。私にとっては女子の後輩の演奏を聴けるなどとは若い頃には夢にも思わなかった。特に、塙さんのサクスフォンの音色は身びいきかもしれないが哀愁を帯びていて、聴く者を不思議な世界に誘い込む魅力がある。7月6日が今から待ち遠しい。

 

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