福島原発事故の放射能拡散の影響について

年末年始を故郷の茨城の実家で過ごす為に帰ったのだが、正月に御節や雑煮、故郷の味である芋の田楽を食べ過ぎて体重が増えた為に実家の周辺を散策した。帰郷は夏の盂蘭盆以来なので4ヶ月半振りである。夏休みにも携行したガイガーカウンターを正月休みにも携行したので、正月の周辺散策に携行して改めて田畑や里山、近くの小学校の周辺を計測してみた。私の茨城の実家は福島第一原子力発電所より116km離れた場所に位置し、原発事故の放射能拡散では比較的影響が少なく、除線対象外のエリアである。大気中の放射能は、変動があるが大体0.185μsv/h位であり、年間約1.6msvなので自然界に存在する数値1msvよりは高い。然し、この0.185μsv/hは数メートル離れた場所では0.235μsv/hになり、そうかと思えば0.075μsv/hに下がるなどバラツキが大きい。特に注目されたのは枯葉の放射能のレベルの高さである。近くの小学校校庭敷地境界側に掃き溜められていた枯葉の山では、0.38μsv/hの高さに跳ね上がった。小学校以外でも枯葉の放射能は大気中の放射能と比較して殆どが高い数値0.235μsv/h以上の数値を示していた。なお、樹木の葉っぱに関しては高い数値ではなかったので、飽くまでも枯葉になった場合に数値が上がると推定できる。この計測には予想外のハプニングが待っていた。散策から帰った時に母から隣地の姉の自宅周辺の計測も依頼されたので計測する為に向かったのだが、姉の家には大型犬のシェパードを飼っており、私一人では庭に入れないので、通用口の門扉の前に犬を小屋に入れるまで待っていた。しかし、この時、門扉に近すぎたのでシェパードにコートを噛まれて破れてしまった。この事が考えもしなかった結果をもたらす事になったのだが、その後に姉の自宅の周辺を計測し、やはり枯葉の放射能が高いことが分かった。計測後に姉の家でお茶をご馳走になった時にコートの脇に計測器を置いていた所、犬に噛まれた箇所で高い放射能の数値が計測されたので驚いた。数値的には枯葉と同じレベルであったが、このことを推測すると犬が体内被曝している可能性が大きいと言うことであった。姉の話では犬が理由不明の足の痛みで苦しんでいたとのことで、若しかしたら骨にセシウムが付着したために足に痛みが起きた可能性も否定できなかった。何れにしろ、政府は放射能汚染に関しては情報操作を強いていると思われ、真実が見えていないが、今回の帰郷で分かったことは、犬の汚染であり、この事実を類推すると自然界の野鳥や動物、更には川魚に関しても放射能の影響があると見なす必要があると思われる。原発から116km離れた場所でさえ予想外の放射能に見舞われているのであるから、福島県内に関しては一層の放射能監視体制で臨む必要があると思われる。正月早々に良い話題ではないが、健康に関する問題なので敢えてブログに掲載した。
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