祝 橋下大阪市長当選、松井大阪府知事当選

今回の大阪市長選及び大阪知事選のW選挙ほど行方が気になった選挙は過去になかった。世界中で転機が求められている中で、日本も漸く時代に追いついて行けそうな主役が登場した。橋下さんは今後明治維新に習って現代の坂本竜馬などの呼称で呼ばれるかもしれないが、私が思うには維新の言葉は良いが、橋下さんには反幕府の既成勢力を結束させた過大評価の坂本竜馬ではなく、新時代に活躍した人ではないが、上杉鷹山の様な指導者を目指して欲しい。今の日本は先ず、官僚支配の無責任な無駄使いの予算主義を打破しなければ真の改革とは言えない。グローバルと言う言葉で国内の問題より外の動きに目を奪われているが、政治とは足元を堅固にしてこそグローバルに打って出られるのである。現代の日本は明治時代の様に闇雲に西洋化を目指すのではなく、逆に日本文化にアイデンティティを求め、グローバル化に対応する政治が必要なのである。西欧の真似事をしてきた結果が今の日本の閉塞状況だと言う認識が先ず必要なのである。それには官僚政治の脱却が必要であり、市民に政治を戻すことである。勿論、現代日本が駄目になった原因のひとつには、西欧の日本化の過程で歪曲したものもあり、それが日本文化否定になっている誤解があるので、日本及び日本人とは何かを考える必要もある。日本は移民の文化から独自の日本文化を築きあげてきたのであることを再認識し、現代西欧のシンプル文化の上を行くエンプティの日本文化をグローバル化の中で活用することである。現代の維新は西欧に追いつく維新でなく、日本が世界に向けて発信する維新になるべきと考える。橋下さんの政治にはそれを期待したい。

前中日監督・落合博満の著作「采配」を読んで

指導者として以前から興味を持っていたので、中日監督退任と同時に発売された著作「采配」を購入し、23日の勤労感謝の日に一気に読んだ。私自身は野球と言うスポーツには子供の頃から余り興味が無かった。成長過程で野球と自動車に興味がないのは時代的に子供同士のコミュニケーションに欠ける嫌いもあったが、好きになれないものは仕方が無かった。尤も、自動車嫌いは父親との関係で生じたものであるから野球とは別な理由であった。振り返ってみると、私自身は団体スポーツが好きでなかったのである。団体競技で行ったスポーツは唯一中学時代のバスケットボールである。小学生の時には高学年で剣道を遣り、中学時代には趣味的には色々な運動をしたが、クラブ活動としてはバスケットボールに所属した。勿論、個人競技として卓球部があったが、不思議と眼中に入らなかった。高校時代は体育の授業で剣道と柔道を学び、部活動としては応援指導部に入った。そして大学時代は運動としてはボクシング部に入り、趣味として登山に熱中した。話が大分横道にされたが、野球に関心がない私でも落合博満と言う人物には興味があった。落合監督は秋田県立秋田工業高校出身で東洋大学中退なのだが、大学は野球で入ったと思われるので、学力を見るには秋田工業高校になる。落合世代は未だ大学進学率は低く、学力があっても家に資力がなければ実業学校に入った時代である。私の優秀な同級生も資力的に大学に進めない者は水戸工業高校、水戸商業高校や水戸農業高校に入学している。落合監督は県庁所在地の秋田市内の工業高校に入学できたのであるから中学時代の成績は良かったと推定できる。今話題の読売新聞の渡辺会長が、巨人軍の原監督と落合監督を評して言った「落合の方が頭が良い」の言葉を思い出した。確かに、落合監督は頭が良いと思われるが、それ以上に"采配"に書いている通り、落合監督は最初から野球エリートでななく、紆余曲折を経てプロになり、その後は誰も成し得なかった三冠王3度を獲得して漸く野球エリートの道に乗り、45歳迄現役を貫いた。この経験が監督として生きていると書かれているが、正に努力の人である落合選手を名監督に育んだ環境があったと思われる。落合監督自身が語っている様に確かに野球選手は個人事業主であり、1年毎の契約の世界であり、競争社会である。当然に若い世代との時代ギャップもあるのだろうが、そのギャップを克服している姿には驚く。又、コーチに関しても仲間を呼ぶと言う考えは全くなく、実力主義を貫いている姿にも孤独に強い落合監督が見えてくる。私自身も経営者の端くれだから落合監督の「孤独に勝てなければ勝負に勝てない」と言う言葉は身に染みる。当社の先代社長が私に残した言葉も「経営者は孤独である。孤独に勝たないと経営者になれない。」であった。当社の先代社長も自ら自覚しないと仕事は出来ないと言う考えの経営者であったので、私が入社しても何も業務について細かい指図は呉れなかった。このため、自分の立場を考えて業務の指図を仰いだのだが、落合監督も正に同じような考え方をする人である様だ。自らが考えて動かなければ身に着かない事を良く知っている人である。"采配"の中で器用で勘が良い者に対して面白い見方をしていたのに興味がそそられた。「勘が良く直ぐに覚えるものは直ぐ忘れるが、覚えが悪い者は只管練習するので覚えると忘れない」と書いていた。スポーツ選手は器用貧乏では大成しないと言うことであろう。本を読み進むに連れて分かったことは、落合監督も団体スポーツの野球を選んだが、本質的には個人競技の人ではないかと言うことであった。当社の先代社長も個人競技の柔道部に入り、茨城県で勝ち抜いて全国大会に出場した程の猛者であった。勿論、大学時代も柔道で汗を流し有段者であった。個人競技者は人と群れることを好まない。落合監督の書籍から判断してだが、個人競技に進んだ人は孤独に強く、指導者に向いているのかもしれない。翻って、最も指導者に向かないのは団体競技のプレイヤーで最初からエリートの人かもしれないと思った次第である。何れにしても、落合監督の「采配」を読んで彼が優秀な指導者であり、然も人間自身を良く知っているのには驚かされた。

hpgrp GALLERY東京 11月以降の展示会のお知らせ

hpgrp GALLERY東京の11月からの展覧会情報をお送りいたします。
また、下記のとおり、オープニングレセプションを開催致しますので、
ご多忙中とは存じますが、皆様お誘い合わせの上、是非とも
ご来廊賜りますようお願い申し上げます。


■伊藤 一洋 「unknown touches」
会期:2011年11月30日(水) - 2012年1月15日(日)
オープニングレセプション:2011年11月30日(水) 19:00~21:00
※今回のオープニングは水曜日に開催いたします。
また、19:00まで準備のため閉廊させていただきますのでご注意ください。
会場:hpgrp GALLERY 東京

ブロンズの可能性に挑み続ける彫刻家、伊藤一洋の新作展をご案内申し上げます。
黒く佇み現在の人間(我々)を表す「Dear Blind Phantom」シリーズ、
未来に現れるであろう新種の生命体の象徴として黄金色に輝くまで磨かれた
「Liquid Golden Baby」シリーズ、そして未知の存在、宇宙人として白銀色に輝く
「Starman Loves You」シリーズを中心にブロンズ彫刻を作り続ける伊藤は、
本展でも引き続き「彫刻は最終的には一枚の板、一本の棒になる」という
自身の彫刻哲学に基づいた作品を披露致します。

原型を作らずにブロンズの塊そのものから形を見出していくその手法は、
ブロンズ=鋳造という概念を覆すだけではなく、素材の永遠性と技法の即興性
という時間軸のコントラストを含みます。
制作過程で生まれる偶発的な形状と、磨きあげられた部分との視覚的対比も
重なり、単一素材とは思えない程豊かな表情を見せてくれる伊藤彫刻をこの機会に
ぜひご高覧ください。

伊藤一洋 Kazuhiro Ito
1972年  福岡県生まれ
1997年  武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業

【個展】
2010 「fallen genius」hpgrpギャラリー東京(東京)
「The return of the thin bright duke」 ヤマネアートラボ(福岡)
2009 「Evidence」 hpgrpギャラリー東京(東京)
2008 「The baby can dance, phantom cry」 hpgrpギャラリー東京(東京)
2007 「LIQUID GOLDEN BABIES」ギャルリー東京ユマニテ(東京)
2006 「LIQUID GOLDEN BABY」to.ko.po.la(福岡)
2005 「彫刻の本能 vol.2」 なびす画廊(東京)
2002 なびす画廊(東京)
2000 「焼かれ猿、立ち眩んで半歩」田中画廊(東京)
1999 「焼かれ猿の顎」田中画廊(東京)

【グループ展】
2010 「love and punishment」 aura gallery (北京)
   「久月」 aura gallery (北京)
   「DIMENSIONS-版表現、その広がり-」
東京日本橋高島屋6階美術画廊X (東京)
2009 「掌9」ラディウム レントゲンヴェルケ(東京)
2008 「Moeglichkei(t メークリヒカイト)」
ラディウム レントゲンヴェルケ(東京)
   「無題/UNTITLED」 hpgrpギャラリー東京(東京)
2007 「彫刻の本能 vol.3」 hpgrpギャラリー東京(東京)
2005 「奇妙な庭、にて」田中画廊(東京)
2004 三人展「火群の芽」桃林堂画廊(東京)
2003 二人展「彫刻の本能」なびす画廊(東京)
ギャラリーなつか(東京)
「Melting Pot」田中画廊(東京)

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■伊藤一洋展示情報
本展覧会に引き続き、1月13日(金)より佐藤美術館での展覧会
「sogno・夢~彫刻家二田原英二と次代を担う作家展~」に参加いたします。
こちらも合わせて是非ご覧いただきますようお願いいたします。

「sogno・夢~彫刻家二田原英二と次代を担う作家展~」
会期:2012年1月13日(金) -3月4 日(日)
会場:佐藤美術館 160-0015 東京都新宿区大京町31-10 TEL.03-3358-6021
website: http://homepage3.nifty.com/sato-museum/index.html
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■冬季休廊のお知らせ
hpgrp GALLERY東京は、12月30日(金)より1月3日(火)まで
冬季休廊とさせていただきます。
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■twitter、Facebookでもhpgrp GALLERY東京の情報をお知らせしております。
是非ご覧ください。

twitter: http://twitter.com/hpgrpgallery
Facebook: https://www.facebook.com/H.P.FRANCE.hpgrpGALLERYTOKYO
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アッシュ・ペー・フランス株式会社
hpgrp GALLERY 東京
director 戸塚 憲太郎

150-0001 東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビル B1
Tel:03-3797-1507
Fax:03-6805-0840
Email:art@hpgrp.com
URL: http://www.artdiv-hpf.com/tokyo
Blog: http://blogs.brash.jp/totsuka/

大阪市長選で懸念する警察の動き

大阪市長候補の橋下さんを潰す為に大きな力が動いている。全く関係ないと思っていた島田伸介の暴力団交際による芸能界引退劇も敵の本能寺は橋下徹と言う政治家に対する攻撃の幕開けであった事が今では分かる。最初は大阪市長選相手の平松候補の仕掛けかと思ったのだが、平松候補の立候補演説を聴いて買いかぶりなことを理解した。尤も、一時は平松候補が米国NYに駐在していたことがあるためにCIAとの関係も疑っては見た。しかし、メディアを通した執拗な橋下候補攻撃には疑問が湧いてきた。ひとつ言える事は今回の橋下候補の攻撃には警察官僚が絡んでいる事実だ。警察を動かせる存在となれば限られてくる。遠い日々になるが、私の亡父が警察官僚の陰謀によって選挙違反を仕組まれ、21日間警察署の留置所に拘留されたことを思い出した。この事件は亡父が参議院全国区から立候補した人物を仕事の関係で茨城県における選挙対策本部を引き受けることになったことに起因した。亡父は当時村議会議長であったが、思想的には革新系であり、革新無所属であった。しかし、参議院立候補者は自民党から出馬していたので、亡父は知人の茨城県の古参の自民党党員である町議会議長を選対の本部長に立て、本人は事務局長として実質的に選挙を仕切った。私は当時学生だったが、東京から戻り兄とともに選挙を手伝った。最初に後援会事務所を開き、選挙開始時には同所を選挙事務所とした。後援会活動のときに午前中に事務所に車で来た時に運転手つきの警察官が道路に停車して後援会事務所を見上げていた。その時は何とも思わなかったが、後日考えるとその警察官は茨城県警の本部長で敵情視察であったと気がついた。応援した参議院候補は30歳の若さで立候補し、義父の兄は右翼の大物であった。亡父はこの右翼が持つ利権を収奪しようとした田中角栄と後藤田正晴の争いに巻き込まれたのである。この時に警察を糾弾すべき事が起きた。警察が右翼活動している男を亡父の選挙事務所にスパイとして送り込んだのである。この男は後援会本部事務所に来訪し、右翼の大物を尊敬しているので選挙活動を支援したいと申し出てきた。亡父は何の疑いも無く選挙活動の一員に取り立て、右翼活動しかしていないこの男の家族のために報酬まで支払ったのである。この男が警察のスパイと分かったのは、亡父が逮捕されて警察から選挙違反の証拠として示された書類等を見せられたときである。この男は後援会活動の時の書類を保管し、指示されたことをその時に行わず、選挙開始後に実行したのである。明らかに亡父が選挙違反を行ったかの様な既成作りの行為であった。亡父は一本気な男であり、曲がった事が大嫌いな性格であり、然も気性が激かしかったので、選挙の投票日に投票所で逮捕されて警察署で取調べを受けた時には徹底して警察と戦った。警察の拘留が終わり、検事拘留になり、厳しい検事の取調べを受けたが、亡父は断固として否認し、21日間の拘留を受けた。当時は今と違い、検事が証拠を捏造したりする時代ではなかったので、最終的には警察の反対を押し切って拘留を解き、否認調書を作成して起訴猶予となった。私は警察の卑劣さに今でも憤りを持っており、国家権力で人を陥れるのは共産主義の警察国家だけでなく民主主義の日本で堂々と行われる事を知ったのである。田中角栄や後藤田正晴の卑劣な姿を知らない人達は評価しているが、私はあれほどの糞野郎を見たことがない。田中角栄の晩年が惨めな姿になったのは天罰であろう。後藤田正晴はその後も官界に影響力を及ぼしてなくなったが、天罰は女性問題で世間を賑わした孫の後藤田国会議員に下ると信じている。天網恢恢疎にして漏らさずとはよく言ったものである。大阪市長候補の橋下さん攻撃に警察官僚を動かし、またメディアを動かすのを見てこの行為を断固許すべきでないと思った。現時点では、関西電力や財務省の影がちらついているので、何れかかそれとも両者が絡んでいるかもしれない。このため、橋下候補に警告したい。警察のスパイが選挙違反をでっち上げるために入っているかもしれないので注意しろと。そしてその後ろにいる巨悪を叩けと言いたい。遣られたら遣り返せが鉄則だ。

TPPは新保護貿易主義の変形ではないか?

TPPのTrans Pacific Partnershipは、所謂多国間自由貿易主義と名付けられているが、実態は囲い込みの新保護貿易主義に他ならない。IMFのトップが来日して自由貿易を維持するためにECを支援して欲しい旨の発言をしたが、EUこそユーロを統一通貨として保護貿易に向かいつつあったのではなかったか。1930年の大恐慌後の保護貿易主義は英国など植民地を有している国々が植民地貿易を盟主国が独占したもので、現代の様相とはまるっきり違う。米国のTPP推進はEUを睨んでの貿易国の囲い込み競争の感がある。EUが貿易において基準作りを始め、各国がEU内の諸国と貿易する為にはその基準を守らなければ行わせないと言うことを進めた。このことは一種の保護貿易主義の変り種なのに、日本の政治家や官僚、そしてマスコミも能天気に単なる基準作りと考えている節が見える。しかし、米国はEUの狙いを読み、更に中国の台頭を抑止することを目的にTPPを打ち出したのである。自由貿易主義を推進するのは各国に違いがあるのは当然なので国対国の交渉で行うべきものである。ロシアも新保護貿易主義の匂いを感じ、旧ソ連時代の衛星国との再連携を打ち出した。この流れから中国もTPPと同様の経済圏の囲い込みを開始すると想定できる。日本の政治理念からすればTPPの参加は理念から外れるものであり、危険な新保護貿易主義の競争に加担することになってしまう。日本は明治維新後の国づくりで大きな誤りを犯したのに、再度TPP参加で誤りの道を歩もうとしている。日本はアジア人である。中国と韓国、そして台湾を貿易関係国とし、更に東南アジアの国々との経済連携を強化することが重要なのである。米国はアジアの国ではない。太平洋国家の一員でもない。米中に対し等距離を置く事こそ日本が世界経済に貢献できることである。馬鹿な政治家と馬鹿な官僚がマスメディアに誤魔化されて間違った道を進んでいる。絶対に阻止する必要がある。多国間自由貿易主義とは新保護貿易主義の台頭であることを理解すべきだ。

尾道散策

    2011-11-13 09.06.10.jpg8年振りの尾道行きだった。パートナーの故郷なのだが、私が同伴するのは法事だけである。今回も前日に法事を済ませ、翌日に尾道散策をした。尾道には福山から自動車で行くことが多かったので、林芙美子の「放浪記」の冒頭に出てくる"海が見える、海が見えた、5年振りの尾道の海だ、なつかしい"は在来線の電車で行かなければ見れない風景だった。今回は林芙美子の世界に触れたくて在来線の電車で尾道に入った。まさに、林芙美子が見た風景が現在でも変わらなくあり、尾道に行くには新幹線や自動車ではなく、はやり在来線の電車で行くべきと痛感した。尾道駅に降り、1km離れた船着場に行き、渡し船に乗船し、向かい側の向島に渡った。この島に渡ると尾道の町が一望できる。パートナーはこの向島に育ち、高校には毎日渡し舟で尾道の町に渡り、2km位の道のりを通った。途中から急な坂になるので、逞しい足になったのであろう。子供の頃育った向島の船着場周辺を歩き、再度渡し船で尾道市街に戻った。NHKの朝ドラの「てっぱん」で尾道の風景が良く流されたが、実際の撮影は周辺の島の造船所などの風景を使ったので、朝ドラの風景を見ようとすると尾道市内と向島だけでは見れないそうだ。海運輸送の江戸時代には潮溜りの停泊地であり、尾道商人が財をなし、多くのお寺さんを山の斜面に造った。明治以降は回船の輸送が寂れたが、日立造船が進出し、戦後の造船ブームには景気が良かった。しかし、何時も思うのだが、尾道水道は海ではなく、川の様に見えて仕方がない。尾道を訪れる人は誰しもが思える風景と言える。文人、志賀直哉も「暗夜行路」に同様の感想を書いている。現代の尾道は造船業の衰退で商店街は他の地域同様に寂れ、シャッター街となっている。しかし、昨今は観光ブームで若い人たちが頑張って来ており、懐かしい街として少しは良くなっている様だ。昼にお好み焼きの尾道焼きを食べることにし、商店街で聞いた店に入ったが、パートナーの評価は厳しく、然もへらで鉄板の上から直に食べれなくて憤慨していた。私は皿でも十分に熱いままで食べれたので良かったのだが、作り手の手先が不慣れだったこともあり、パートナーは納得していなかった。極めつけはおたふくソースではなく、カープソースを使用していたのにも憤慨していた。広島人のお好み焼きに対する拘りを見せ付けられた思いであった。今回の尾道散策は満足すべきものであったが、途中で尾道出身の漫画家のかわぐちかいじ、代表作は"沈黙の艦隊"、が尾道美術館で「尾道の人物誌」を描いていたのを知ったが、山の上であったので行けなかったのが残念だった。次は3年後に来る予定であるので、今度はどの様な旅にするか今から楽しみだ。 NCM_0015.JPG  

TPP問題で分かったのは国づくりに国会議員が不要なこと

TPP推進派の国会議員はTPP参加で国を開き国家の構造改革を進めると騒いでいるが、この推進派の声を聞いた国民はその様な手順でしか構造改革を進められないなら国会議員など不要と考えることに思い及ばないのだろうか。衆議院参議院を合わせて800名近くの国会議員に血税を与えて国づくりを任せているのに、米国の作った米国に有利なシナリオのTPPに参加しなければ国を変えられないと思うなら、国民として思うことは即時に推進派の国会議員は職を辞すべきだということだ。第二の開国などと暴言が罷り通っているが、現代は封建時代とは違い、議会制民主主義の社会である。国民から多額の報酬を貰って何もできないなら国会議員など不要の一言に尽きる。東日本大震災での復興計画の遅れや福島原発事故に対する放射能対策の遅れなどで国民から国会議員に対して不信感をもたれているのに、外国からの圧力がなければ構造改革も進められないと言うなら国会議員連中に言いたいのは、国会議員の職を辞して下さいしかない。TPP交渉は誰が行うかと言えば、実務者レベルで行うので官僚になる。国会議員が出るときには重要な交渉は終わっており、単なるセレモニーであることを考えると、構造改革を邪魔し、責任をとらない官僚に交渉などさせて良い結果が出る訳がない。TPP参加するなら、国会議員の定数を半減してから行うのが正論だろう。マスメディアも国民にTPP参加を訴えるなら国会議員の無能さも報道して定数削減を訴えろと言いたい。この国の議論は本当に誤った視点で行われてる。

大阪市長・知事ダブル選挙の結果次第で日本の未来が分かる

金に目が眩んだ週刊誌・月刊誌による橋本さん叩きが激しいが、今回の動きで分かった事は反改革派の何ふり構わぬ抵抗が今後の日本を占えるということだ。もし、橋下さんが敗北すれば、戦前の軍部とマスメディアが一体となって突き進んだ間違った道を、再度日本が歩む図式になる事は間違いない。橋下さんの血族暴露記事から始まって松井府知事候補の元暴力団との関係の記事が手当り次第に出たのを見て、当初に想定した平松大阪市長に対する仲間意識の応援とは違うと思う様になった。平松大阪市長が幾ら毎日放送出身だからと言っても、新潮社や文藝春秋社を動かせる力は無いと思ったので、平松市長のNY勤務からCIAの繋がりを思い浮かべた。然し、計画的に記事が順次掲載されるのを見て漸く橋下さんの敵の正体が推測できた。敵の正体とは関西電力である。電力会社は地方経済では類を見ない力を持ち、広告業界に隠然たる力を有している。推測だが、関西電力は今回の橋下さん叩きを電通などの大手の広告代理店を通して行なっているものと思われ、企業生命を掛けて橋下さん叩きに打って出た考えられる。平松大阪市長の出馬や池田市の倉田市長の出馬は関西電力の支援が確約されたことによるものと考えて間違いない。電力会社と言えば、若い時に電力・エネルギー関係分野に関係がある仕事を経験していたので電力会社の裏表を熟知している。関西電力が従来に無関心であった大阪市長選挙や大阪府知事選挙に対し、今回気が変わった背景には原発稼働問題があり、九州電力との佐賀県知事との友好関係を意識しての事と推察される。私自身は電力会社に対して敵意を持っていないが、電力会社の企業風土は地方が色濃く出ており、一転敵にすると怖い存在なことを知っている。電力会社の原子力発電所の用地の地上げには暴力団が絡んでおり、金融機関と同様に総会屋との結びつきが強い企業体質を持っている。勿論、準公共的な企業の意識も持っており、一般の民間企業の様に閉鎖的ではない。面白かった電力会社の筆頭は中部電力で、全くの実利主義に徹した企業であったことを記憶している。関西電力は東京電力に対しライバル意識が強く常に意識していたが、横暴な企業風土ではなかった。然し、今回の関西電力の橋下さん、松井さん叩きはえげつないとしか言いようがない。金と権力を持った企業が個人に対して刃を向けるなど許されるものではなく、私の推測が当たっているとするならば、関西電力の原発再稼働など絶対に認めてはならないと思われる。戦前は軍部と警察という暴力装置によって国民は苦しめられたが、現代は警察とメディと云う組み合わせの暴力装置により、平成維新と云う改革の流れが止められようとしているのは危険な事だ。暴力団を反社勢力というが、企業に使われた警察やメディアのペンの暴力も暴力団同様の反社勢力ではないのか。国民の真の敵は誰なのかを考える時期にきているほど警察やメディの横暴が目立ち始めた。そして電力会社の様な準公共的な企業の横暴さを弾劾しなければ、再度日本は誤った方向に進み始め、国民が苦しむことになる。

TPP参加で農業・漁業・林業を再生させられるか?

日経ビジネスで農水省の元事務次官である高木勇樹とか言う人物が我々の農業支援は間違っていたので、今後はTPP参加で農業の再生を目指すべきだと論じている。この論文は日経ビジネス電子版に掲載されていたのだが、パスワードを忘れてしまったので最初だけしか読んではいない。しかし、日本の農業・漁業・林業を駄目にした行政のトップであった者が言う言葉ではない。彼が論じているのはここ20年位の農業の問題に過ぎない。日本の農業は戦後の農地解放で小規模の自作農の出現となった。この自作農を支援する組織が農協であった。尤も今の若い都会育ちの人は農協の組織自体の成り立ちが分からないと思われる。基本的には農協を支配しているのは農業を行っている農家の代表なのだが、問題は組織が大きくなり、商社や金融機関の機能、更には病院なども持つようになって行くにつれて農民の味方ではなくなった。勿論、今になって日本の農業を語ることはすべてが結果理論的になってしまうが。先の元農水省の次官は東京大学法学部出身者である。家業は何を行っていたかしらないが、少なくても農家の出ではないと推察できる。私も農業に関しては職業としての経験はない。しかし、農村に育ち、曾祖母や祖母、兼業の両親の農業を見てきており、然も父は村の農業委員、県の農業委員に選任されていたので、農業に対する議論の真っ只中にいた。私が中学生の時に父の同志である村の農業委員の方に集約農業について述べたら、その様な事はお前の父親と散々実践してきたことだと叱られた記憶があり、今でも鮮明に記憶している。日本の農業は1965年辺りから行き詰まっていたのである。理由は簡単である。国が工業立国、貿易立国としての経済政策を進め、農村から働き手を奪ったからである。仙川民主党政調会長代理が農協を批判したが、農協だけが日本の農業を駄目にした犯人ではないことを知るべきだ。日本が豊かになるために、所得を向上させるために農業を犠牲にしたのである。私が高校時代に既に日本の農業は三ちゃん農業になっていたのである。三ちゃんとは、爺ちゃん、婆ちゃん、母ちゃんであり、父親は農業から離れて工場などに勤務していたのである。勿論、地域差はあるので全部ではないが、東北などは出稼ぎで成り立っていたのである。農水省などが支援したと言う戯言は聞けない。日本の農業を捨てた代わりに補助金や休耕田補償などの金銭的な支払いで誤魔化していたのである。その様な行政を進めた人物がTPP参加で農業再生など口に出すこと自体論外だ。特に、農業人口は減少し、何兆円もの売り上げが落ちているのに、行政組織と役人は少しも減少していない現実を国民はもっと知るべきだ。翻って、日本の農業は効率一辺倒の大規模農業や法人化で克服できる様な単純な問題ではない。日本の農業、林業、漁業を考えるの事は地域の将来と文化を考えることでもある。大規模農業は生産力が上がるが、畢竟、食の安全や健康的な食を失う危険性が大きい。日本の議論は何時も周回遅れの議論である。大規模農業などは米国や豪州に任せれば良い。少なくても食に恵まれた日本の食材を維持するにはどの様な農業が相応しいかを議論し、グローバル化がローカルの重要性を気づかせた様に、今こそ時流に流されない議論をすることが重要なのである。新しい農業、21世紀の農業とは何かを議論しないで、国土の狭い日本に農業の未来はない。又、農業をどうするかは農業の現場を熟知した人が語ることであり、農業の現場を知らない者に語らせるべきではない。特に、日本の農業を駄目にした役人や学者や政治家などは語る資格はない。

待ち望んでいる三陸産の生ワカメ

3月11日を境に当家の食卓から三陸産の生ワカメが消えた。髪の毛が寂しくなっている私なので海藻類は好んで食べるのだが、色々と食べてきたワカメの中でも三陸さんの生ワカメはは歯ごたえと新鮮さでは別格であった、他の生ワカメと比較して多少高くはあったが三陸産の生ワカメは美味だった。三陸海岸の津波による惨状を目の当たりにし、数年間は口にする事は出来ないかも知れないと言う思いが過ぎった。田舎の母も三陸産の生ワカメを食していたことがお盆に帰郷して分かった。宮城県の村井知事が特別区なる構想で漁業の再生を考えているらしいが、今以て具体的な動きになっていない。無責任な構想だけでは逆に三陸の漁業は死んでしまう。漁業の現場を知らない政治家達や官僚は自分達が衰退させたにも拘らず無責任な発言が多いが、三陸地域の漁業関係者の危機感は悠長な政治家や役人とは違っていた。昨夜見たNHKの午後9時のドキュメンタリーは三陸の漁業者が正に行政の支援なしで皆で力を合せて大地震と津波から乗り切って来春にはワカメを出荷できる迄に到ったドラマであった。今回のドキュメンタリーで思ったことは日本の農村と漁村が衰退した原因は行政にあることが理解できた。行政が余計なことをやる度に農業も漁業も林業も駄目になって行った。宮城県の村井知事は特区で漁業再生などと戯言を言っているが、容だけを作っても意味がないことを理解すべきだ。村井知事は考え方が自民党の小泉に似ているのでミニ小泉などと言われているそうだが、今回の地震で東北三県の中で最も行政が機能しなかった県であることを理解しているのかだ。大規模漁業で再生すると言うなら水産大手の大洋漁業や消えた日魯漁業はどうなっているかと聞きたい。国家などの行政支援を待っていては地域に住民が居なくなる危機感から自らが動いて他地域のボランティア支援を得て新しい道路建設や漁港内の廃棄物を片付け、更にが大型漁船まで購入して頑張る三陸地域の漁業の素晴らしき人達を見て目に涙が溢れた。それに付けても何の役にも立っていない政治と行政には怒りが生じると共に、大震災と放射能除線の目途もたっていないのにTPP参加などといっている野田政権に希望はない。私は三陸産の生ワカメを購入する事位しか出来ないが、今から春に出荷される生ワカメを待ち望んでいる。衣食足りて礼節を知ると言う故語があるが、今の日本人は衣食が足りすぎて礼節を失っており、その代表が政治家と役人だ。地域の人は助け合い厳しさに立ち向かっている。三陸地域の人達を見ていると大きな政府など必要なく、逆に小さな政府で良い事が改めて思われた。消費税値上げなど必要なく、国有財産を売却して借金を返し、小さな政府になることが、地方再生、特に漁業、農業、林業の再生に繫がる事が改めて分かった。

hpgrp GALLERY東京 11月11日開始のアートフェア「超京都」などに出展

ULTRA004_ChoKyoto_hpgrp.JPGhpgrp GALLERY東京では、青参道アートフェアの開催に引き続き、
本日より始まりますエマージング・ディレクターズ・アートフェア「ULTRA004」、
また11月11日(金)から始まりますアートフェア「超京都」に出展いたします。
出展作家はいずれも伊藤一洋、川久保ジョイの2名です。

ブロンズの可能性に挑み続ける彫刻家、伊藤一洋は、本能的に嗅ぎ取る
「向こう側の世界」、すなわち芸術的彼岸を追求している作家です。
この後も11月30日(水)からのhpgrp GALLERY東京での個展、
また1月には佐藤美術館でのグループ展への参加を予定しております。

本年のH.P.FRANCE WINDOW GALLERYでの個展に始まり、数々のアートフェアでも
注目を集める川久保ジョイは、独学で学んだ緊張感のある写真作品を発表しています。

また、青参道アートフェアもいよいよ11月3日(木祝)までの開催となりました。
皆様ご多忙とは存じますが、ぜひスケジュールをご調整いただき、
アートイベントの多いこの秋を楽しんでいただければ幸いです。
皆様のお越しをスタッフ一同お待ち申し上げております。

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■ULTRA004(ノーヴェンバー・サイド)
会期:2011年11月1日(火) - 11月3日(木祝) 11:00 - 20:00
会場 :スパイラルガーデン(スパイラル1F)
ブース番号 :20
出展作家:伊藤一洋、川久保ジョイ
http://www.spiral.co.jp/e_schedule/2011/10/-ultra004.html


■超京都
会期:2011年11月11日(金) - 11月13日(日)
会場:名勝渉成園(東本願寺)
出展作家:伊藤一洋、川久保ジョイ
http://www.chokyoto.com/


■青参道アートフェア
会期:2011年10月29日(土) - 11月3日(木祝)
時間:11:00-20:00 (店舗により異なります)
会場:青参道、表参道、原宿などファッション系を中心に25 店舗
URL:http://www.aosando.com/artfair/2011
主催:青参道アートフェア実行委員会 (hpgrp GALLERY東京内)
協賛:アッシュ・ペー・フランス株式会社
協力:BLUE NOTE TOKYO


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アッシュ・ペー・フランス株式会社
hpgrp GALLERY 東京
director 戸塚 憲太郎

150-0001 東京都渋谷区神宮前5-1-15 CHビル B1
Tel: 03-3797-1507
Fax: 03-6805-0840
Email: art@hpgrp.com
URL: http://www.artdiv-hpf.com/tokyo
Blog: http://blogs.brash.jp/totsuka/

人類に対する警告

Cortlandt-20111029-00036.JPG 折れた樹.JPG地球規模で異変が起きている。この異変をどの様に考えるかはその人が育ってきた環境に左右されるが、NYの友人から届いた大雪のメールを見るとタイで起きている大洪水と相俟って色々な思いが錯綜する。若いときは自然に対しても尊大であり、宗教的面を否定していた私であったが、馬齢を重ねる毎に否応なしに自然の怖さや人智では計り知れない得体の知れない事実に驚愕する。TVでは世界の人口が70億人を突破した事を報道しているが、それに伴う地球の負荷に対して省みたコメントは少ない。半世紀で倍になった人口がもたらしている地球環境に対する影響は計り知れないと思われる。ICTの発達で経済や人の交流でグローバル化をもたらしているが、一方では格差社会を拡大し、既知の学問では解明できない問題が目白押しになってる。日本では今、多くの人の間で詩が読まれている。先日、友人からのメールにも94歳になる母に100歳の詩人「柴田とよ」の詩集を贈ったら2回読んだと書かれていた。そして彼の哲学の先生は母親と書いて来た。優秀な彼には素晴らしい母親がいたのかと思い、改めて人格形勢には親が重要なのを再認識した。東大震災以降にも多くの人の詩集が読まれ、TVでも早逝の詩人「金子みつ」の詩が流された。私も偶然に目にした雑誌で偶成の詩人「高橋元吉」の詩を目にして感激し、早速、全詩集を購入した。NYの友人から大雪のメールが来た後に机上のカレンダーを11月に変えたら相田みつをの詩「なやみはつきねんだなあ 生きているんだもの」が書かれていた。正に詩は単純だが心に響くものを秘めている。この様に書きながら、私自身は理系の出身なので、ここ数年に起きている地球規模の異常現象は太陽の黒点の活動が引き起こしているのではないかと考えている。勿論、太陽の活動の影響が人間の脳にまで影響を及ぼす事は、月の引力が動植物に左右する出来事でも類推できる。しかし、若い時分と異なり、年を経ると単なる自然現象と捉えるのではなく、存在自体に理由がある様に思われて哲学とは言わないが、人間ウオッチングに興味が出てきている。特に、効率一辺倒がもたらした経済に対する警告を考えてみたい。

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